hello-world
webエンジニアのメモ。とりあえずやってみる。

RaspberryPiの焼き方(MacからArchLinuxインストール)

公開日時

以前の記事にて ModMyPiでRaspberryPiを注文してから1週間。

ついに届きました!

20130224-003723.jpg

今回は環境構築についてまとめておきます。

1. 事前準備

RaspberryPi本体以外に

  • microUSBケーブル
  • SDカード
  • LANケーブル

が最低限必要になります。今回はサーバとして使う予定なので上記で足りました。

microUSBケーブルは秋葉原の千石電商で200円で買えました。

SDカードに関しては16GBで1470円でした。(勘違いでmicroSDカードを買ってしまいました) デスクトップとして利用する場合は上記に加えて、

  • HDMIケーブル
  • USBキーボード
  • USBマウス

が必要になるかと思います。

20130224-003730.jpg

2. OSインストール

SDカードへのOSインストールはMac上で行いました。

インストールしたOSはデフォルトでsshが有効になっている、 Arch Linux ARM(archlinux-hf-2013-02-11)です。

1. SDカードをMacに差して、dfコマンドを実行

/dev/sisk3s1 がSDカードであることを確認

df

# 表示結果
Filesystem    512-blocks      Used Available Capacity  Mounted on
/dev/disk0s2   623463232 170137104 452814128    28%    /
devfs                392       392         0   100%    /dev
map -hosts             0         0         0   100%    /net
map auto_home          0         0         0   100%    /home
/dev/disk3s1    30840832      4480  30836352     1%    /Volumes/NO NAME

2. SDカードをunmount状態にする

diskutil unmount /dev/disk3s1 

# 表示結果
Volume NO NAME on disk3s1 unmounted

3. SDカードのパーティションを確認

sudo fdisk /dev/disk3

# 表示結果
Disk: /dev/disk3    geometry: 1920/255/63 [30857216 sectors]
Signature: 0xAA55
         Starting       Ending
 #: id  cyl  hd sec -  cyl  hd sec [     start -       size]
------------------------------------------------------------------------
 1: 0C 1023 254  63 - 1023 254  63 [      8192 -   30849024] Win95 FAT32L
 2: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused      
 3: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused      
 4: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused

4. ダウンロードしたOSを解凍

cd ~/Downloads
unzip archlinux-hf-2013-02-11.zip

5. OSをSDカードに書き込み

sudo time dd bs=1m if=archlinux-hf-2013-02-11.img of=/dev/rdisk3

# 表示結果
1850+0 records in
1850+0 records out
1939865600 bytes transferred in 148.783021 secs (13038219 bytes/sec)
      148.84 real         0.01 user         2.02 sys

6. SDカードにOSが書き込まれている事を確認

cd /Volumes/Untitled
ls -lt

ファイルが書き込まれている事を確認したら、SDカードを取り出します。

RaspberryPiにSDカード、LANケーブル、電源を差して起動します。

3. ssh接続してみる

RaspberryPiにssh接続するためにはRaspberryPiのIPを知る必要があります。

普通はルータの管理画面でDHCPで割り当てられたクライアント情報を見る事ができるそうなのですが、我が家のWiMAXルータではネットワークログしか見れなかったので、該当しそうなIPを探して手当たり次第ssh接続を試みました。

192.168.0.3 がRaspberryPiのIPだと分かったのでssh接続してみます。

ssh [email protected]

ArchLinuxの場合、ユーザ名は「root」で初期パスワードも「root」となっています。

4. 初期設定

sshでrootログイン後、パッケージを最新に更新して再起動します。

pacman -Syu
reboot

ArckLinuxのパッケージ管理ソフトはpacmanというコマンドなんですね。

再起動後、再度ログインしてrootパスワードを変更します

passwd

rootで作業し続けるのは不安なので作業用ユーザ(sample)を追加します

useradd -m -g wheel sample
passwd sample

sudoを追加します

pacman -S sudo

sudo設定を変更します

visudo

開いた設定ファイルの下記をコメントアウト解除します

%wheel ALL=(ALL) ALL

これでwheelグループのユーザはsudoコマンドが使えるようになります。

続いて、ssh設定変更をします

vi /etc/ssh/sshd_config

設定変更を行った場所は下記

Port 10022         # ポート番号を変更
PermitRootLogin no # rootでのsshログインを禁止

sshdを再起動します

systemctl restart sshd.service

root接続を維持したまま別ウインドウを開いて、作業ユーザでログインできることを確認します。

(sshd再起動後、設定を間違えているとログイン不能になる場合もあるので必ずroot接続を維持したまま別ウインドウで作業をしてください。)

ssh -p 10022 [email protected]

sudoでrootになれることを確認します

sudo su root

以上でssh接続までできるようになりました。

これからRaspberryPi使っていろいろ遊びたいと思います。

おまけ Raspbian "wheezy" のインストール

最初、公式サイトで推奨されている Raspbian "wheezy"(2013-02-09-wheezy-raspbian)をインストールしたのですが、USBキーボードを持っていなかったので初期設定画面から先に進めず、sshの設定ができず詰みました。。。

インストール方法はArckLinuxと全く同じやり方ですが一応残しておきます。

1. SDカードをMacに差して、dfコマンドを実行

/dev/sisk3s1 がSDカードであることを確認

df

# 表示結果
Filesystem    512-blocks      Used Available Capacity  Mounted on
/dev/disk0s2   623463232 170137104 452814128    28%    /
devfs                392       392         0   100%    /dev
map -hosts             0         0         0   100%    /net
map auto_home          0         0         0   100%    /home
/dev/disk3s1    30840832      4480  30836352     1%    /Volumes/NO NAME

2. SDカードをunmount状態にする

diskutil unmount /dev/disk3s1 

# 表示結果
Volume NO NAME on disk3s1 unmounted

3. SDカードのパーティションを確認

sudo fdisk /dev/disk3

# 表示結果
Disk: /dev/disk3    geometry: 1920/255/63 [30857216 sectors]
Signature: 0xAA55
         Starting       Ending
 #: id  cyl  hd sec -  cyl  hd sec [     start -       size]
------------------------------------------------------------------------
 1: 0C 1023 254  63 - 1023 254  63 [      8192 -   30849024] Win95 FAT32L
 2: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused      
 3: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused      
 4: 00    0   0   0 -    0   0   0 [         0 -          0] unused

4. ダウンロードしたOSを解凍

cd ~/Downloads
unzip 2013-02-09-wheezy-raspbian.zip

5. OSをSDカードに書き込み

sudo time dd bs=1m if=2013-02-09-wheezy-raspbian.img of=/dev/rdisk3

# 表示結果
1850+0 records in
1850+0 records out
1939865600 bytes transferred in 162.935479 secs (11905729 bytes/sec)
      163.02 real         0.00 user         2.04 sys

6. SDカードにOSが書き込まれている事を確認

cd /Volumes/Untitled
ls -lt

ファイルが書き込まれている事を確認したら、SDカードを取り出します。

RaspberryPiにSDカード、LANケーブル、電源を差してHDMIケーブルにつないでみると無事に起動画面が表示されました。

参考URL


Related #mac

macを買ったらとりあえずファンクションキーの動作を変更する

昨日に続きまして、macを買ったらとりあえず変更しておきたいキーボード設定です。

Web制作から日常使用まで、とりあえず入れている便利なChrome拡張一覧

最近、Macを新しくセットアップし直す機会があったので、Chrome拡張も整理してみました。